6/18

6/18は私が大好きだった韓国の女性アイドルグループが生まれた日です。

彼女たちは当時ではまだ珍しかった全員90年代生まれのアイドルで、そのうちの1人はもうすでに有名になっていたグループの元メンバーってことで注目されて。デビューしたあと新人賞たくさんもらったり、日本デビューもすぐにして。

私はとってもカッコいい彼女たちが大好きでした。パフォーマンスのスタイルが他のK-POPのガールズグループとまた違っていたのが心にグッときたのかな。

今でこそ韓国の女性アイドルって"ガールクラッシュ"っていうジャンル?概念?が生まれるほどに"かっこよさ"や"強さ"や媚びない感じを1つの個性として売り出してるグループが多いけれど、当時は今ほどに無かった時代。そんななかでセクシーさやガールクラッシュな感じをいちはやく個性として打ち出していたグループの1つだと私は思ってるくらいに"かっこよさ"が際立つ、似合っていた。そして私の憧れでした。


2016年知らせは突然舞い込んできた。

韓国のアイドルは基本的最初は7〜10年くらいの契約でそれを更新するか否かみたいなので度々ニュースになることが多いのだけれど、

「何人かのメンバーが再契約しないかもしれない」

「まだ現状1人しか再契約していない」

嘘だと思った。その2〜3カ月前には完全体で新曲も出していたし、まだ韓国では単独コンサートもしてないし、第一彼女たちはグループの仲がよかった。あるメンバーが新曲のプロモーション活動中に体調を崩し出られなくなったときに、音楽番組の1位のトロフィーもって病室に駆けつけたり、お誕生日のたびにSNSに動画あげたり写真をあげたりしてくれていて、本当に仲が良いと思っていたから、今再契約していないだけでするだろう。そう思っていた。

そのすぐあと。

5人中4人が事務所を去ることになった。
7周年の2日前だった。
そしてそのグループは事実上解散と化した。

未だに何が理由で、どうしてそうなったのか私はわかってない。いわゆる「方向性の違い」そんな感じの理由だったと思うけれど、はっきりしたことはわかってない。ちゃんと調べてもない、調べられなかった。理由を知ってしまうと、自分がそれまで見てきたものが違ったんじゃないかと思う気がして調べる気になれなかった。

グループが無くなってしまったことが悔しくて寂しくて。曲を聴くのもフォルダにある5人の写真を見るのも辛い時期もあった。

その後個々に活動を始めるわけだけど、そのなかでも、事務所抜けたメンバーだけで集まっていたり、残ったメンバーとやりとりしている様子が見られなかったり。

事務所に残ったメンバーのソロカムバックが決まり、記者会見をしたときあまりにも解散についての質問が来てしまって「解散という表現自体が嫌い。私1人が決めたことじゃないのに。まだ誰もこの状況について話していないのに自分1人だけこの状況で腹が立つ。何も話したくないのに、こういう風に話さなきゃいけない自分が嫌だ」といって楽屋で泣き崩れた姿を見たり。その残ったメンバーが自分の推しだったこともあってもしかして自分が見ていたのはほんの一部分で裏では軋轢が生まれてたんじゃないか...とか考えてしまった時期もあった。

あれから2年。

メンバーの誕生日やデビュー日になるとやっぱり寂しくなってしまう。

でもあるメンバーがインタビューで語ってくれた言葉が私を少しだけ救ってくれました。

本当に皆が成功したらいいなと思います。互いの幸せを願っています。それが歌手であれ、女優であれ、母親であれ、事業家であれ本人が決めた道を責任を取ってうまくやってほしいです。もし一人でもうまく行かなかったら私まで狂いそうです。私の人生7年間を一緒に過ごしてくれた友達なんですから

真意はわからないけれど嬉しかった。疑心暗鬼になっていた気持ちが少し収まったような気がした。


自分が推していたアイドルの解散を見て身をもって実感したことはグループを続けるって本当に簡単ではないと言うこと。どれだけ売れていたって、どれだけ互いを思いあっていたって、長くグループを続けることができないこともある。それが本人の意思の場合もあれば、不可抗力の場合もある。彼らは事務所に所属していてその下で活動しているのだから、それはそこでのルールが付き纏うし、そのルールに自分の意思が付いて行かず、結果的に4人が離れてしまったこのグループみたいな例も沢山ある。それはK-POPアイドルに限ったことじゃない。

だからこそ"今"を見逃しちゃいけないなって凄く感じた。

オタクは欲張りだからどうか永遠にそのままでいてと願ってしまうけれど、それは難しいことで。

だったらこうしとけば良かった、って後悔しないようにオタクしたいし、そう考えるようになった。

それをこんな形で気付きたくはなかったのが本音だけど、それでも気付けただけでも良かったと今では思えている。

未だに寂しい気持ちがありすぎて、何で解散したんだろう、何で5人を見られないんだろうと苦しくなるときもあるけれど、もしいつかおばさんになって、彼女たちが集まることがあるならばその場に駆けつけられたらいいな、なんて思う。



4Minuteデビュー9周年おめでとう。
これからもあなたたちは私の憧れの女性たちです。どうかそれぞれの道が、輝かしいものでありますように。