2018年、SexyZoneが紡いだ言葉たち-マイベストSexyテキスト2018-

ジャニーズのアイドルが1年の間に登場する雑誌やインタビューは数え切れません。

 

Hey!Say!JUMP以降のデビュー組は、アイドル誌だけでも月5冊(Duet、Wink Up、POTATO、Myojo、ポポロ) ×12ヶ月分登場し、そこにテレビ誌連載があるグループはほぼ毎週なんらかの新しいインタビューが供給され、リリース時期やドラマや映画の宣伝期には女性誌や映画誌などにも登場します。

 

私が応援するSexyZoneも例に漏れず、特に昨年は24時間テレビのパーソナリティを務めたこともあって、自分がファンになってからは雑誌類の露出度が格段に高く感じた1年でした。

 

 私は彼らの言葉が好きです。雑誌というメディアを挟んでいる以上、雑誌のインタビューもエンタメの商材であるから、一種マネジメントされているものだということは理解した上で、それでもSexyZoneそれぞれの思考が垣間見える気がして、読み進めてしまいます。

 

これは完全に オタクの贔屓目ではありますが、SexyZoneはワードセンスのあるグループだと思います。ラジオやテレビでも見せてる部分ではあるけれど、特に私は彼らがインタビューで答えるときに出てくるワードのチョイスが本当に好きで、そこから滲み出る真面目さや、学のある感じがどううやっても引き込まれる。

 

ただ、昨今の出版事情では、オタク以外はそもそも雑誌を買わなかったりするし、ネット鎖国の名残があるジャニーズでは楽天マガジンやdマガジンみたいなweb配信で、ジャニーズのページのみ読めない場合も多い。それが時に歯がゆく感じられたりもして。彼らが届いて欲しいところに彼らの思いは届いているのだろうかとも思ったり。

 

(まあオタクなのでテキストがどうであろうがあのご尊顔が拝めるなら買うんですが)

 

 

 すごく前置きが長くなりましたが、とにかく5人のインタビューが大好きオタク、今までもTwitterなどではベストテキストみたいなのを残してたんですが、今回はちゃんと記録しておこうと思い、昨年2018発売された雑誌の中で、彼らの言葉に強く胸を打たれたものや、すごく良かった記事を紹介していきたいと思います。

 

 

 

  • 5位 週刊TV LIFE No.15 7.27号

                No.16 8.10号

 

 SexyZoneはTV LIFEにて持たせていただいているRe:AL TIMEという連載があります。リレートークやコンビトークなど様々な企画がありますが、その中でも、24時間テレビ前に、「テレビ」をテーマにしてリレートークを行ったときの記事がすごく印象的でした。特に年長二人の言葉が重く響いたなあ…

 

 カッコつけているように聞こえるかもしれないけれど、僕にとってテレビとは”夢が生まれる場所”なんです。この仕事を始めるずっと前から。なぜなら小さい頃の僕にあらゆる情報を与えてくれた唯一の手段がテレビであって。そこで視覚や聴覚が刺激されてジャニーズに入りたいって夢が形成されたから。

〜中略〜 

 今はネットやスマホなど情報源はたくさんあるし、僕が露出する場所もテレビだけではないけれど、それでもやっぱりテレビの存在は大きいです。家に帰ればまずテレビをつけるし、毎日何かしらの情報をもらってるのもテレビ。そういう人って多いと思うんです。テレビを見るのが当たり前だから、テレビの中のスターになりたいっていう思いは強いです。

中島健人 (週刊TV LIFE No.15 7.27号)

 

 当時のオレにとってテレビは”夢の箱”で、自分には入れない領域な感じがしてた。だから、こうして出る側になったことはすごいことで、不思議でもあります。ただ今も夢の箱であることには変わりなくて。単に見て楽しむだけじゃなくて「この番組に出たい」「こんな作品をやってみたい」って気持ちも出てきたけど、やっぱり憧れという意味でテレビはオレにとってずっと夢の箱です。

菊池風磨 (No.16 8.10号)

 

 風磨くんと健人くんあたりの世代って、インターネットが普及はしていても、今ほどすべての世代に対して身近なものではなくて、テレビが持つ影響って今よりも大きかったと思うんです。そのテレビの影響でアイドルを志し、出る側になって早10年。挫折や葛藤、酸いも甘いも経験しているはずなのに、それでも尚、テレビが夢を与える場であると言えるのって純粋にすごいなあって。

 

事実、松島くんと勝利くんは、影響力の強さ故に抱く責任感や怖さについて言及していました。

 

 アイドルへの憧れはあったけれど、テレビに出ることに対しては意識しないままこの世界に飛び込んだから、テレビの向こうにたくさんの視聴者がいて、いろんなことを感じるんだって実感ができなくて。今思うとなんて無謀で怖い状態だっだんだろうと思います。

〜中略〜

今はより強く理解しているからこそ、テレビでの言動には気をつけなくちゃいけないと思っているし、同時に当初の何倍も楽しさと怖さを感じています。

 

-松島聡 (No.17 8.24号)

 

勝利くんと松島くん、2人の感覚は至極当前の感覚です。画面の向こうには本当に多くの人がいるから、自分の何気ない発言か時に論争を呼ぶこともある。それを知っているうえで、テレビに夢を持って、そして、自分がテレビを通して夢を提供したいと思う年長2人の言葉が刺さりました。

 

 そして24時間テレビ前に彼らの口からテレビに対する意識が聞けたことが嬉しかったのと共に、そんな二人が24時間テレビの終盤で感極まって下の3人よりも感情をあらわにして泣いていた事実も含めて、印象に残ったテキストでした。あとは、これを読んで、より彼らが番組に出るときの反響などもすごく気にするようになって。彼らの思いが、夢を届けたい誰かに届くように、これからも応援していきたいなと思わせてくれたそんなテキストでした。

 

 

TVガイドAlpha EPISODE P (TVガイドMOOK)

TVガイドAlpha EPISODE P (TVガイドMOOK)

 

 

 

  「カラクリだらけのテンダネス」のリリースでの雑誌関連は、珍しく風磨くん松島くんペアと勝利くんとマリウスくんペアに分かれ行い、健人くんはドロ刑とニセコイの宣伝をメインにするという今までにない露出の仕方をしていました。健人くん個人がかなり忙殺期だったので、5人で集まれる時間的余裕があまりなかったのかなと思うのですが、これはこれですごく新鮮で。その中でも、2018年10月31日発売のしょりマリコンビの対談はハッとさせられるものがありました。

 

ーではグループとしてこれから先も大事にしていきたいピュアな部分ってありますか?

マリウス「僕は、かわいさはいつでも、SexyZoneとしてはあってもいいんじゃないかと思う

佐藤「可愛げとか?

マリウス「うん。たとえどれだけ年を重ねても、ピュアなかわいい、明るい音楽は手放したくないなと思います。

佐藤「僕は、一生懸命さもそうだけど、物ごとを突き詰める感じというか。SexyZoneの5人は、それぞれ熱量が高いと思うんですよね。その熱量を何歳になってもなくさないでいたい。

ーそれぞれが熱くなれるものがあったほうがピュアさが保たれるイメージ?

佐藤「好きなことへの純粋さを忘れたくないってことかなぁ。それって、一生懸命頑張るということだけじゃないと思うんですよ。この先、ガムシャラにやるだけじゃなくて、だんだん力が抜けていく年齢にもなっていくんだと思うんだけど。そうなっても持っていたいものっていうか。…この仕事が好きって気持ちなのかもしれない。

ーTVガイド Alpha EPSODE P  「Pure」23ページより

 

  SexyZoneのファン以外の方が彼らにどのようなイメージを持っているのかはわからないけれど、ファンになったのが早ければ早いほど、彼らの持つ「少年性」とかLadyダイヤモンドのような初期曲の「きらびやか」で「かわいらしい」雰囲気に対して、強いこだわり?みたいなものがあると思うんですよ。自分が、彼らがある程度大きくなってからのファンなので、そういった好きになった時期の違いにおけるファンの好みの異なりみたいなものを感じる瞬間が多々あるのですが、おそらく彼らもそれがわかっているような雰囲気は随所にあって。特に最初のマリウスの発言は、そういうものを強く感じた瞬間でした。

 

SexyZoneって、意外に思われるかもしれませんが、すごく洗練されてかっこいい楽曲も多いグループなんです。配信サイトに楽曲が上がっているなら今すぐにUnrealityのリンクを貼りたいくらいなのですが、

 

(追記: Unreality、レコチョクでダウンロードできるようなのでリンクを置いておきます...!Tポイントや楽天ポイント使えるので興味のある方何卒🙏とりあえず視聴ボタンポチってしてくたざい🙏 

http://recochoku.jp/song/S1006378979/?ds=A1009448124  )

 

そんなスタイリッシュでかっこいい音楽の世界観もハマるようになった今でも、「かわいさ」という初期設定部分を無くさずに、自分たちの良さとして受け止めているんだなというのが垣間見えた瞬間でした。事実私も、その二極化する良さを持ち合わせていることが、彼らの強みだと感じているので、「かわいい」を大切にしているところがすごく嬉しかったです。

 

そして勝利くんの回答もすごくグッときました。私は、彼が真ん中にいるからこそ、SexyZoneはSexyZoneでいられるんじゃないかなと考えています。そんな彼はメンバーで唯一、自ら志願してこの芸能界に飛び込んだわけではない人です。他のメンバーが自分で履歴書を送ったり、前からジャニーズに興味のある中で、彼は家族の勧めでオーディションを受けました。なので、仕事をしている中で戸惑うことも、様々な人の目にさらされてしんどい思いをしたこともきっとあったと思うんです。そんな中で、「この仕事が好き」と言ってくれることが本当に嬉しくて。仕事における熱量をなくさないでいたいとはっきり言ってくれたことに、胸が熱くなりました。

 

そして上記のような真面目な話もしていますが、テキスト前半はしょりマリワールド全快でしたし、グラビアも東洋式、西洋式の美男子の顔の良さに圧倒されるところが、最高ポイントでした。

 

  • 3位 anan 12月5日号 「From now on」

 

anan(アンアン) 2018/12/05号 No.2129 [おいしい料理の本当のコツ。]

anan(アンアン) 2018/12/05号 No.2129 [おいしい料理の本当のコツ。]

 

 


この記事は8年目に突入し、各々2018年を振り返るような内容でどれも素敵でした。特に個人ページの下にあった、他のメンバーへのメッセージとか。胸を熱くする言葉がたくさんあったなかで、マリウスのインタビューがすごく印象に残っています。

 

今のアイドルは多様性がすごいし、みんなを楽しませることは当たり前だと思うので、そこを超えたい。実際に"やりたい!"と思っていることがたくさんある。それに手応えも感じているので、行動に移したいですね。

〜中略〜

本当に裸にだってなるくらいの勢いで、突き進んでいきたいです。人生は一回だから後悔したくないしね。そうすることできっとSexyZoneにも新しい色が生まれるし、グループとしての視野が広がると思うんです。その結果、デビュー曲の歌詞にあるように、時代を作っていければいいなと思います。

ーanan12月5日号 107ページより

 

 マリウスって本当にジャニーズの中でも異色です。そもそも生まれ持ったバックボーンが一際違う。それがマリウスの強みだと思うし、マリウスが注目される所以だとも思うんです。ですが、その持って生まれたもの以上に彼の考え方が聡明で。間違いなくジャニーズに新しい風をもたらしてくれている存在だと言えます。

 

 ですがそれ故に、彼の言葉を盾に、他のメンバーを攻撃している人がいるのも事実であって。確かにマリウスの考え方は先進的ですが、彼の発言にフリーライドして、自分の鬱憤を爆発させる材料にしてるのは凄くなんだかなと思う時があって。マリウス自体は全く悪くないけれど、先進的な行動や発言をするマリウスを心の中では肯定しきれない時期もありました。

 

 だけど、このマリウスのテキストを読んで正直そういう風に悩んで考えた自分がアホらしく感じてしまいました。彼が一回の人生を思う存分楽しめるように応援していきたいし、彼が新しいものを開拓したことによって、グループにもたらされる変化を、これからも楽しみに見ていきたいと思えた、そんな言葉でした。1部抜粋なので是非読んでいない方には手にとって読んで欲しいと思います。

 

      「7年目の羅針盤

日経エンタ24時間テレビが決まって直後くらいに発売になった記事ですが、それでも年間を通して印象の強いテキストでした。

 

まずはそれぞれのプロフィールに当てられてるコピーが素敵だったんです。

 

中島健人 「全方位網羅、稀代のアイドル」

菊池風磨 「冷静かつ大胆な戦略家」

佐藤勝利 「バランス感覚鋭いアーティスト」

松島聡 「磨かれた精神力を外へ」

マリウス葉 「未知の世界を切り開く国際派」

 

私が好きなのはやっぱり健人くんのコピーかな...SexyZoneって個人のキャラクターがあまりにも濃いので一つのキャッチコピーを作ろうとすると結構盛り込みたい要素が多くて悩むんですよ。でも的確に健人くんの良さが出てるコピーで、感激したのを覚えています。

 

もちろんこれ以上に印象に残ったのはメンバーの発言でした。

 

 僕らはまだ全然認知されていないと思うんです。バラエティではまだ"新品扱い"が多いですから。 

中島健人

 

  うちの事務所の中だけ見ても、僕たちより10歳、20歳上の先輩たちが第一線で活躍されている中で、じゃあ僕たちはどうアプローチできるのかということもあるし、エンタメ界全体の中でどう立ち回って行くのかという課題もある。それを具現化して自分たちの"意味"みたいなことをなるべく早く見つけられたらなと思っています。"若さ"だけではない何かをもう1つ、2つ...見つけたい。その先にきっと、世の中の目が僕たちに向く瞬間があると思うので。

菊池風磨

 

 昨年の2月の時点の記事ですが、正直新品扱いは24時間テレビを経た後も未だにある部分です。現に12月末に出演した、ある番組での彼らのトークは、"自己紹介"でした。ちょっと変化したのは健人くんがオチに使われたことだけれど、それでもデビュー7年経って、未だに何年も同じような自己紹介してる現実は少々歯がゆかったりもします。

 

そしてその課題をもっと詳細に表したのが風磨くんの言葉であって。正直日本のエンタメ界ってめちゃめちゃ多様です。市場も、音楽業界は世界2位の規模を持っているし、狭い国ながら群雄割拠しているエンタメ界の中で多くの認知を得ることはそうそう容易いことではありません。しかも、エンタメ界を取り巻く環境も変わって、ヒットの法則が読めないし、何をもってヒットとするのかの定義すらあやふやになっている今、ブレイクの形って一つではないと思うんです。

 

中島「この時代で当たれば本物だと思いますよ。ホームランを打ちづらい世の中だからこそ。

佐藤 「良いものは評価される。だから僕たちが"昔は良かったな"と思うことでもないし、今やっていることで結果として評価されるものを世に出さないと意味がない

 

後に、新星が特大ホームランを打ったことも含めて印象に残りました。もちろんそのホームランは、彼らが打席に立ってバットを振ったタイミングが最高にマッチしてたからこそ織りなせたものであって、それがSexyZoneにも当てはまるかといったら、多分そうじゃない。

 

でもファンの贔屓目ながら、世間の目を振り向かせるだけのポテンシャルはあると思っているし、もっと多くの人に愛される存在であってほしい。とても考えさせられた、そんなテキストでした。

 

  • 1位 with 8月号 「僕が君で、君が僕...」(2018/06/28発売)

 

 

 もうこれが出た時、わたしのTL上はこのテキストの話題で持ちきりでした。

 その理由の一つが、写真のコンセプトが当時話題になっていた映画「Call me by your name」を彷彿とさせるものだったから。私もあの映画を見て感銘を受けた人間だったので、その世界観をオマージュしたものをSexyZoneにあてがってくれたことがすごく嬉しかったのを鮮明に覚えています。

 

  そして何より、テキストが本当に良かった。わたしは、5人がお互いのことを惜しげも無く褒める瞬間が好きです。それまでも様々な媒体でメンバーへの愛を語ってきたけれど、withは少し切り口が今までと異なっていて。女性向けファッション誌で、こんなポエティックな表現をして良いんだと新鮮に感じたことを覚えています。メンバーがそれぞれに向ける"愛"を壊さぬまま、作り上げられた文章に涙を流しながら読みました。

 

とくにわたしが印象的だったのは扉の文章と、177ページの最後。

 

太陽さえも嫉妬するような眩しさだった。空や、風や、緑の祝福を受けて、初夏の光の中に佇む彼ら。5人の放つ輝きは、表面的に美しいだけではない。生身の人間だけが持つ妖しさと危うさ、今この幸福の瞬間が同時に過去へと変わっていくことの切なさ。そういったロマンティックな感傷を、彼らはその柔らかい心でまっすぐに受け止めている。傷を負い、痛みを経験した上で、自分ではなく他人に、一つでも多くの幸福や歓喜の瞬間を手渡すために彼は今を生きている。今日より明日が、少しでも良い日であるように、自らを磨き続けている。かりそめの平和の中で、自分たちの力でユートピアを創り出そうと見えない敵と戦っている。彼らには唯一無二の武器がある。それは、5人で心を一つにすることで生まれる、無尽蔵のエネルギー。神は、ときにそれを"愛"と呼ぶ。季節の移ろいを、幸福な時間が過去に変わってしまうことを、嘆かないで。移りゆく時間の中で、人は成長していくのだから。彼らが手渡ししてくれる愛は、心の中で、永遠に輝き続ける

 ー172ページより

 

   若さがそうであるように、美しいものはいつも儚い。青春のきらめきが眩しいのは、それが長い人生のなかでの、ほんの短い時間に過ぎないからだ。でも彼らは、表現の中で、永遠の青春を生きている。5人が集まることで、その場所を地上の楽園にする。そんな力が彼らにはある。5人が5人とも、お互いを思い、労り、ときに、「君になりたいー」憧れる。そんな光と愛に溢れた世界を彼らは見せてくれる。

ー 177ページより

 

 扉の文章を読んだとき、私は「これだ」と思いました。それ以来、with8月号をSexy聖典と呼んでいます。

 

 特に、私が感激したのが、「永遠の青春を生きている」というフレーズ。SexyZoneと青春を考えた時に、私はあるエピソードを思い出しました。

 

それは、2017年の風磨くんのソロコンサートに、健人くんが見学に来てその感想を雑誌で話していた時のことです。

 

 

中島「同じ男として、誰もが憧れるような、男同士の青春の世界観を作るのが、ホントにうまいし、羨ましかった

菊池「嫉妬した(笑)?

中島「…めっちゃしたよ(笑)!”なんなんだ、この泥臭い…でも爽やかな、男同士のキラキラした関係性は!”ってね。

Wink Up 2017年11月号

 

中島「ないものねだりなんだよね、俺は(笑)。「風 is I?」はすごくいい青春で。何ていうのかな、俺が実生活でも、ステージでも経験することのない青春を菊池がすごく楽しんで過ごしているのを見て、「うらやましいな」「いいなぁ」と思った。

菊池「そう言ってもらえるのは嬉しいけど…きっと理想と現実の違いなんじゃないかな。俺と中島、二人の共通のファンがいるとしたら中島は理想的で。

〜中略〜

さっき中島はないものねだり、あんな青春過ごしたいって言ってたけれど、俺は一番にSexyZoneでそれができたらと思うけどね。SexyZoneって”夢のまた夢”というか、おとぎ話的なグループで、そういう良さももちろんあるんだけど、どうせこういう(理想と現実をタレントとして体現できるような)2人がいるなら、理想的なものを見せつつ、現実的な側面も見せていきたいなって思う。それが5人で過ごす青春っていう。もちろん5人で一緒に何か作っていること自体、すでに青春なんだけど、もっとわかりやすく、自分たちがリアルに感じながら魅せる”5人の青春”って部分があってもいいんじゃないかな

ー月刊TVnavi 2017年11月号

 

 こういうエピソードもあって「永遠の青春」というフレーズが刺さりました。

SexyZoneとして、苦しかった時期も、5人で他愛もないことで笑い合ってる瞬間も、決して若くいろということでも、いつまでも少年性を持ち合わせろということではなくて、一緒にいる時間が、思い返したときにキラキラしたものであればいいなと思っています。

 

 

 あと、秀逸だなと思った点は、withのターゲット層にマッチするオタクって、5人の内面や、生き方とか、関係性とかに強く惹かれている人が多いと思うんですよね。そして、彼らが5人の空間で織りなす世界観に惚れ込んでいる人も多い。その空気感を大切にしながら、このライターさんが言葉で彩りを加えることで、インタビューで語られるメンバーの愛のやりとりが、とても生きていた。内面に惹かれているオタクが、心を動かされずにはいられないというか。もう本当にすごいと言うしかなくて、私が抜粋した一部の表現たちだけではこの良さを伝えきれないのが、苦しいのですが、これは本当に百聞は一見にしかずなので、是非買って読んでほしい。そんなテキストでした。

 

メンバーの言葉で印象的だったのはリレー式でメンバーのことを語っていた部分。ここで、メンバーを花に例えていたのですが、それが本当に誰も的確で。

 

勝利→マリウス

花たとえると? 百合かな。白くて、まっすぐで、高貴な感じ。

 

 マリウス→聡

花に例えるとサンフラワー、向日葵ですね。太陽に向かって咲く向日葵が、聡ちゃんの笑顔と重なるから

 

聡→風磨

朝顔かな。凛々しくて、誠実な感じ。あとは、周囲にエネルギーをくれるんだけど、それがさりげないから

 

風磨→健人

 バラじゃない?それも赤じゃなくて青のバラ。ただ華やかなだけじゃなくて、ちょっと憂いもあるというか。そこが彼のセクシーさだと俺は思うけどね。

 

健人→勝利

ピンクローズ。"可憐"って言うピンクローズの花言葉は、勝利にピッタリだと思う。

 

ファンフィルターがかかると、この短文でも、彼らがお互いに向ける愛をひしひしと感じてしまいます。お互いをよく見ていて、自分に無い部分を、羨ましく思いつつ、良さだと素直に褒められる関係性ってなかなか作れないし、多感な時期にある5人の青年が、紆余曲折を経てこういう空気になれた奇跡を目の当たりにできていることにすごく感謝しました。

 

永遠の青春を歩む彼らの姿をこれからも焼き付けていきたい、そんな風に心から感じたテキストでした。

 

テキスト担当のKikuchi Yokoさん、Tsunematsu Akoさん。本当にありがとうございました。

 

続いては番外編です。

 

 

 

  • 番外編 ViVi 10月号(2018/08/23発売)

「僕らがオトナになるまで...」

ViVi 2018年10月号【雑誌】

ViVi 2018年10月号【雑誌】

 

ViViに関して、もちろん記事の内容もよかったんですけど、それ以上に扉のページにあった紹介文が本当に大好きで。 私が彼らに抱いている印象とかを、そのまま素敵な言葉で表していて、この紹介文を読んで「元取れた、いやそれ以上」と思うほどでした。

 

 ”Sexyさ”って何だろう?魅了的なカラダ?色っぽい仕草?誘惑のモード?それとも…?10代の頃からずっと”Sexyであること”を体現し続けてきた5人が放つオーラは、そんな表面的な要素よりも、もっと内面的で深い、ココロの美しさからきているように思える。たくさん汗をかいて、ときに傷ついて、人知れず涙を流して、獲得した崇高な情熱。才能なんかに頼らずに、美しさなんかに甘えずに、ちゃんと全力で”今”を愛し、全力で”今”を生きる。そんなタフでピュアでハングリーな表現が、観る人のココロを気持ちよく濡らしてくれる。感涙もすれば、切なさの涙もある。でも、Sexyさが究極の生命のきらめきだとすれば、瞬間瞬間を輝かせるために生きている彼らと、同じ気持ちをシェアできることは、きっと最高の幸福だ。

ViVi 10月号

 

 

 番外編としたのはViViはこの扉の文が1番心に残っていて、でもメンバーの発言ではないので、別枠にしました。 

 

 こんな素晴らしいテキスト一体誰が書いたのかと思うのですが、こちらもwithと同じくKikuchi Yokoさんという方だと思われます。言葉選びのオシャレさもそうなんですが、TL上でも度々談義される「Sexyとは」という問いの、1つの回答例だと私は思っています。未だに「Sexyって(笑)」と言われてしまうことが多いけれど、ファンが持ってるSexyの概念って、このテキストと通づるものがあると思うんです。精神性の部分っていうか。すごく言語化の難しいものを、素敵な言葉で表現してくださったことに敬意しかありません。あとこのSexyさって言うものが一つ、彼らが求めている"若さ"以外の意味なんじゃないかなと思えたテキストでした。

 

また、メンバーの対談もすごく面白かったのですが、一部がWebで公開されていたのでリンクを貼っておきます。

 

愛の国の使者♡Sexy Zoneのセクシー談義。

www.vivi.tv

 

 

 

ここまで2018年、マイベストSexyテキストを紹介してきました。もちろん解釈は私個人の解釈なので受け取る感想は人それぞれだと思います。なので、いろんな人のマイベストSexyテキストが知りたいなあとも思っています。

 

 やっぱり私はSexyZoneが紡ぐ言葉が好きです。そしてその言葉を引き出してくれるインタビュアーさん。言葉に彩りを加えてくれるライターさんには感謝しかありません。本当にありがとうございます。

 

 今年も、言葉を通して彼らの色んな顔が見れたらいいなと、思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そして別件ではありますが、ブログを移行しました。

はてなって最初に登録したIDを変更できないのですが、初めて投稿した時に、それを失念していて…意味のわからんIDで3年近く投稿していたのですが、新年だし今年から社会人オタクになるのではてなのアカウントを変えました!

ご覧の通り、全記事を移行し、こちらに再掲しています。

旧アカウントはしばらくしたら削除する予定です。

今年も宜しくお願いします!