揺さぶる夜に見た暑い夏の夢〜セクシーゾーン ライブツアー2022ザ・アリーナ備忘録〜

f:id:dyhmfs:20220815152533j:image

2022年の夏。今までと季節を変え、Sexy Zoneと過ごす、3ヶ月の夏が訪れた。

夏の現場なんて久々で、「もう夏現場の過ごし方なんて忘れちゃったよ」なんて言いながら、期待感に胸を膨らませ、夢の様な3ヶ月が始まった。

メンバーのコロナ感染により、1都市欠けたり、3人での公演が入るなどイレギュラーもたくさんあったこの夏。ただきっと一生の中で、何度も思い出すであろう、この暑く煌めいていた夏の日々に想いを馳せて、今ツアーの備忘録を捧げようと思う。

 

 

本人たちの意思が反映された自由度の高いアルバム

ツアーの話に入る前に、一番忘れてはいけないのが、今回のアルバムについて。基本的にタイアップなどの制約が少ない分、アルバムは本人たちのやりたいことが反映されてきたが、10周年を超え、新レーベルで出す、1番最初のオリジナルアルバム。

ファンの期待感も増す中で、彼らが新たに挑戦したのが、80年代・90年代の色を持たせた「令和レトロ」

ただ急にこのコンセプトに振ってきたわけではなく、これまでカップリングや、アルバムでシティポップや全編英語詞の楽曲、さかいゆうやiri、神はサイコロを振らないなど様々なアーティストとのコラボレーションなどを経て培ってきた、Sexy Zoneだからこそ織りなせる音楽性である。現状様々な場面で、音楽性に対する評価が高まってきたこともあり、アイドル性は残しつつ、最大限アーティスト性を持たせたアルバムとなった。

 

どこか懐かしくて、でも新しい。どこかレガシーな要素があるのに、品があって洗練されていて。ここまで音楽とひたすら向き合い続けた彼らの自信作である。

自信作のアルバムを提げて回る34公演。そして何より夏ツアーということもあり、メンバーもファンも高まる熱が最高潮になっていたツアーとなった。

 

Overture

今回のOvertureは非常にシンプル。アルバムとグッズで撮影した写真たちを使用して、明るいポップなイントロから始まる。

楽曲の後半になると、セット上部から「SEXYZONE」とネオンであしらわれたセットが下降してくる。メンステ上部とネオンのセットが接着し、後ろの幕が大きく開いて、奥から後光のさした4人の姿が現れて、1曲めのイントロが鳴り響く。

 


 

 

①SUMMER FEVER~Prism

スポットライトがメンバーに照らされると、そこにはカラースーツに身を包んだ4人が現れる。1曲目は「SUMMER FEVER」歌詞のフレーズにもあるエレベーターのように上下するネオンセットに跨がり、観客の視線を浴びて、会場の熱量を一気に引き上げる。

ツアーが初まる前に、Twitterのスペースで行ったセトリ予想会議で、一番議論されたのがこの1曲目である。これまでの菊池風磨くんのツアーの組み方でいくと、2018のコンサート以外は、直近発売の表題曲を持ってくることが多かった。イレギュラーな2018に関しても、メンバーたちが裏リードと言っていた楽曲が宛てがわれていたこともあり、ファンの予想としては、Forever GoldかTHE FINESTのどちらかか?と言われていたのだが、提供曲でもなく、かつアルバム発売の際のインタビューなどから本人たちからあまり言及されてこなかったSUMMER FEVERがきたこともあり非常に驚いたのを覚えている。

ただ、歌詞があまりにもツアーオープニングの楽曲にふさわしいことを、初日終わり、じっくり歌詞を読み込んで気付いた楽曲である。

 

抑え もう効かない Feeling
どれだけキミを待っただろう…今年の夏こそ 僕らのモノ
We gonna kiss
We gonna love
すべてをまかせて 一枚脱いで
Dive into the blue blue sky

2021の下半期から2022年の上半期にかけて、SexyZoneは、個人活動が精力的になり、グループでの露出が一時的に減っていた。そんな中で、1曲目の出だしで菊池風磨に「抑え もう効かない Feeling」なんて言われたらどうだろうか。彼らも、我々ファンに会いたがっていたんだ、ここで会えた嬉しさや楽しさ、そんな感情を爆発させてもいいんだという気持ちにさせてくれる。

個人的には、ここで踊らないのが非常によかったなと思っている。ネオンにもたれかかって、情熱的な視線をこちらに向けてくれている4人の姿が、なんだか、じっくりと、見ている観客を、この夢のような夏のひと時に誘ってくれているような感覚になったからだ。本来であればジャンプして楽曲にノリたかった部分でもある。

 

そんな燃えるようなオープニングが明け、秘密のElevatorから降りた4人が歌うのは熱望や切望という意味を持つ「Desideria」TMIではあるが私が今回のアルバムで一番好きな曲である。これも1曲目の SUMMER FEVERと地続きになっていて、高まる熱情を極限まで引き上げてくれる。

 

Karakara の Desideria

夜明けはない So

Feel & touch

Get ready for exciting time & space

Over and over and over

 

「乾いた想いを、この空間で埋めていこう、満たしていこう」と誘ってくれているようで、また一つ、ときめきが積み重なる。メインステージの炎の演出も相まって、まさしく暑い夏の夜の始まりを思わせるような楽曲だ。

 

燃え上がる2曲目の後には、中島健人くん、松島聡くんが、好きな曲としても上げていた「Heat

youtu.be

 

This summer will be magic, lovely, so complete
ー今年の夏は魔法がかかっているみたいでスイート、とっても完璧なんだ。
Yeah I can hear it, something calling from the streets
ー街のざわめきすら、ショーの一部みたいで
I look out the window, catching all of the lights
ー窓の外を覗けば、光るライトたち
So why we waiting inside anymore?
ー部屋に閉じこもったままいないで、

We’re going out tonight
ー今夜は一緒に過ごそうよ

※リリックビデオよりかなり意訳してます

 

先述した、セトリ予想スペースでも、メロディの感じ的にも、80・90年代の洋楽っぽいし、アルバムのニュアンスとも合うし、必ず入ると予想されていたが、まさか3曲目という早い段階で登場することになるとは・・・この曲で、メインステージからゆっくりとセンターステージ→会場後方側へ。この曲はサビ以外はフリーなのだが、各々の曲の酔い方が、四者四様。この曲も、先の2曲と同じで、この夏への期待感を増幅させる。

 

そしてオープニングパートの終わりに添えるのは、「Prism」さっきまでかっこよく口説いてきたのに、ここで急に優しいデートタイムの始まりみたいに柔らかな雰囲気になるのがとても良い。冒頭の挨拶パートもここに入るが、何よりも松島くんの歌声が一番綺麗に聞こえる楽曲なので、初日は菊池風磨くんの方向に地面がめり込むくらい感謝の意を表したかった。

うだるような日だって 浮かれてしまうだって
I love you I just need you
通り雨の後の 夏の日差しみたいで
I love you 眩しいね
いいところ 見せたくて 頭ん中ぐるぐるして
僕らしい僕でいられないほど
恋をしている 8月の午後さ

 

いや・・・セトリの並べ方があまりにもドラマチックでロマンチック・・・
そして、ここのパートは正直風磨くんの作るコンサートだ・・・!という感じがひしひし伝わって良い。風磨くんの作るコンサートはすぐにコンセプチュアルな表現に入らず、必ず見ているこちら側のテンポと、メンバーのテンポを最初に合わせてくれる様なパートをオープニングに持ってくることが多い。
特に久しぶりのグループ現場ということもあったからか、いつも以上に「俺らも会いたかったよ!」って最初に気持ちを伝えてくれる印象があったし、”夏”というKWをふんだんに散らして、この4曲で、待ちわびた再会と盛り上がる夏にどれだけ彼らが期待を膨らませていたかが伺い知れる。こんなにロマンチックな再会で良いのだろうか。

ただしこんなロマンチックな気持ちは一瞬にして、爆笑の渦へと変わっていく

 

②映像〜麒麟の子

ベストテン風の映像が始まり、司会はまさかのシソンヌの長谷川さんwwwwこの時点で様子のおかしさを察することができるのだが、登場した4人のキャラ設定が盛り盛りすぎる・・・

○映像の感想

衣装・・・ポプステ黒衣装じゃん!
風磨・・・話し方がデビュー当時のマッチを誇張させたみたい。怒られるぞ。おい
聡・・・なぜかリーゼントの様な髪型、シャカリキキャラ?ふまそうふざけすぎ
勝利・・・内気キャラ、ただ一番ぶっ壊れている
健人・・・椿鬼奴中森明菜の物真似をよりひどくさせた無口キャラ?なぜ金髪美女口説いてんの?

とにかく様子がおかしすぎる4人が、長谷川さんに無茶苦茶に突っ込まれる映像が3分ほど流れた後、これまたベストテン風の鏡の回転扉から登場するのは、80年代アイドルの様な4人wwwww

 

プレスの日は勝利がコロナ感染のため3人のみではあったが、この写真だけでも、様子のおかしさを感じていただけるであろう。

メインステージの巨大モニターには昭和の歌番組のセットにある様な形でSexyZoneのロゴが映し出され、はじまるのは昭和アレンジverの「SexyZone」彼らはデビュー曲を弄るという禁じ手に出たのである。振り付けも昭和verに変更、勝利の「SexyRose」も、大絶叫の「セクシーローズ!!!」(公演によっては「黒柳さーーーーん!!!」)に。

そしてそのまま、2億4千万の瞳の風にアレンジされた「君にHITOMEBORE」が流れた瞬間、抱腹絶倒しそうになるのを耐えるのに必死だった。さっきまで色気たっぷりだったじゃん!!!ねえ!!!ただえさえキャッチーな楽曲なのに「HITOMEBORE、HITOMEBORE」とリフレインが入ってしまったらもう、とてもではないが正常な思考で、このコンサートを楽しもうという考えを放棄してしまう。この楽曲自体、3人楽曲ということもあり、あまりセトリ入りすることを好まないファンもいたが、このアレンジを聞いた瞬間、皆が口々に「昭和アレンジの君米の音源が欲しすぎる」と昭和verを求める妖怪と化してしまうのだ。本当に頼むから音源化してくれ。

笑いすぎて号泣してしまうほど苦しくさせられた後、「麒麟の子」で徐にローラースケートを取り出す4人。やめろ・・・夏のコンサートで菊池演出にローラースケートは悪い予感しかしない・・・やめてくれ・・・と思ったら案の定、生まれたての様な小鹿の様子でメインステージを走り、サビで円になる4人。かつてソロコンで、ローラースケートでSUMMERYをやるという奇行をした男のことを完全に見縊っていた。またこの衣装も相まって本当に面白い。時には、体勢を崩した松島くんが、風磨くんのおしりや太腿を触り、どさくさに紛れて健人くんが、風磨くんにカンチョーするなどしていた。どさくさに紛れるな、情報が過多すぎる。我々の目の前にいるのは、前半4曲と同じひとでよろしいのか?と前半で見た光景を疑ってしまうほど、振り切ったコーナーであった。

 

③着替え〜シーサイド・ラブ

今回のツアーの特徴として、バックにジャニーズJr.がつかないという部分がある。単純にJr.全体の単独現場が増えている影響もあって、今回はコンセプトに合う様なベストな状況で、Jr.をつけることが出来ないため、初めて、バックを付けないという判断に至った。また先述した様に、Sexy Zoneとしての活動が昨年下半期から今年の上半期にかけてなかった分、アルバム自体もグループを感じて欲しいということでソロ曲を作らないという判断もしている。つまりこの2つの判断がコンサートに与える影響は何か?「メンバーが出ずっぱりになる」ということだ。ただ、衣装替えのために何度も何度も映像を挟むと、客の集中力が切れてしまう。そこで、できるだけ長くステージにたち続け、観客の熱を維持し続ける方法は何かと模索した結果、今回は生着替えタイムが設けられた。

1回目は、麒麟の子終わり。メインステージにローラースケートを脱ぎ捨て勢いよくバックヤードに戻ってきた4人の姿が、そのままメインステージのモニターに映し出される。パンチラなんかもお構いなし、よくわかんないおしゃべりをしながら、昭和アイドル衣装を勢いよく脱ぎ捨て、銀色のスーツに身を包む。ちなみに画面には次の曲までの時間も表示されていて、果たしてこんなにチンタラ着替えていてこの人たち間に合うの!?という焦りまで、観客側も共有することになる。非常に脳の処理が追いつかない。

脳の処理が追いつかないまま、始まるのは「THE FINEST」正直死ぬ前に見る走馬灯くらい、情緒がめちゃくちゃである。(褒めている)ただこのTHE FINESTがとても艶やかでかっこいいので、また感情が、ときめきに染め上げられてしまうのだ。番組披露verと違うのは、間奏でダンスブレイクが入るところである。振り付けは以前少クラで披露した青いイナズマの様な感じ。ちなみにここの振り付けは、ふまそうがシンメになっているのだが、かなり二人のダンスのグルーブが近しく見ていて楽しい。

艶やかなTHE FINESTの後はSTUTS提供曲の「Summer Ride」センターステージからゆっくりと音に乗って移動していくのだが、ただフリーで音に合わせているだけなのに非常に様になる。

この曲の見せ場は、けんしょりによるスーパーけんしょりタイム(2人が向かい合いながらバクステ後方で歌いあげる)だが、その場面でフリーで踊りまくっている風磨くんと、艶やかに曲に酔いしれる松島くんが見られるポイントでもある。

ちなみに松島くんはこのスーパーけんしょりタイムの「心に刻みこめば」というパートで、汗で濡れた腹筋を指でなぞるなどという罪深いアドリブをしているのだが、きっとおそらく円盤に入らない…後生なので、全てのソロアングルを入れてくれよ…

しっとりした雰囲気の中、センターステージは白い幕と4脚の椅子が。切ないイントロから始まるのは「君がいた夏に…ケツメイシのRYOJIの作詞/作曲であり、複雑な歌割りが特徴的なこの曲では、センターステージを白い幕で十字に区切り、各々が、戻りたい夏の記憶に囚われた姿を表現している。いわゆるアイドルのステージで、ファンの視界を区切るというのはかなり挑戦的な演出ではあるのだが、如何せんSexy Zoneは曲の主人公になるのがうまい人たちである。戻りたい夏の記憶に浮かぶ”誰か”を想い、切なさを表現することに長けているので、あえて視界を区切ることで、目の前にいる、一人ひとりに没入することができる。4人それぞれの表現がそれぞれらしく見応えがあった。頼む、ソロアングルを…

切ないムードが3曲続いた後に控えるのはな・なんとクラップコーナー!!!ステージの下手側が風磨・聡でSグループ、上手側が健人・勝利に別れてZとグループとして、指示されるノーツに合わせて客席でクラップをしていくものだ。コロナ禍のコンサートはどうしても観客側と演者側のコミュニケーションがとりづらくなってしまう。そこで、相互的なコミュニケーションができる場としておそらく設けられたのだろう。いや、しかし、このノーツがわりかし難しい!!!!初日はバクステ側のモニターにノーツがなかったため手がこんがらがっていた。初見で叩くのはなかなか大変だったコーナーだが、ここは正確にクラップを合わせるのがおそらく目的ではなく、観客を楽曲に参加させて一体感を出すことに重きを置いているのだろう。

そんなクラップゲームを経て始まるのは「ROCK THA TOWN」2017年のSTAGEでOPを飾って以来、5年間セトリ入りし続けている。曲の冒頭で、松島くんが「みんなが大好きな曲でーす」と紹介が入るが、おそらく一番好きなのはメンバーである。途中の公演から勝利が「叩け!○○(都市名)people to the fuky tune」と歌い変えていたのがとても可愛らしかった。ただ私はRTTの振り付けが大好きなので、いつかまた本気でRTTを踊って欲しいし、風磨くんにはぜひ「もっと弾けろ」を本気でやって欲しい。後生なので

ROCK THA TOWNの後に始まるのは「シーサイド・ラブ」Cha Cha Chaチャンピオンのカップリング曲なのだが、本気で生き返らせてくれてありがとう・・・夏コンで聴くシーサイド・ラブ、五臓六腑に染み渡ります。この曲は振り付けをみんなでやったり、なぜか花横のオタクたちに腹筋をバーンとみせてうちわで仰いでもらう謎の動きをしている松島くんや、「好きさ君の全てが」というパートで自分のオタクをじっと見つめながら歌うという殺人的ファンサを行う風磨くんや、最後メンステで二人仲良くいちゃつくけんしょりなどが見られる。お願いだから同時多発的にいろんな人を殺すのはやめてくれ、目が足りない。ちなみにオーラスでは風磨くんの殺人的ファンサパートで、直前まで上手側のオタクに歌っていたのに、そのパートに差し掛かると下手側に振り返って別のオタクに歌うという重罪を働いていた。付き合ってないのに振られたし、一生恋させる気か。殺人ファンサマシーンと化した菊池風磨を誰か止めてくれ。

 

④MC

今年のMCは時間制限制。セット転換とともに15分間のMCが行われる。後半の公演では、話きれないSexy ZoneがMCを引き伸ばす事態が起きたが、今年も実に愉快なMCだったので、自分が呟いていたレポにて様子のおかしさを残そうと思う。

 

今年のSexy Zoneさんも非常に愉快でした。

 

⑤Story・夏のハイドレンジア

てんやわんやのMCから、MC明けは「Story」でしっとりと。MC明けがバラードなのは、風磨くんの作るコンサートではある意味お決まりの流れ。でも初日以外は、あまりにいつもドタバタ始まるので、もっと聴かせて欲しいと思わなくもなかったが、ただ、ドーム公演が決まった流れでの、Storyは格別。あとシンプルにSexy Zoneって歌が上手い(オタク3日目?)この前のセット転換でBARのセットが出てくるので、衣装と相まってキャバレーのワンステージを見ている気分にもなった。

健人くんが歌い出しに命をかけていた「夏のハイドレンジア」。ある意味、近年のJ-POPらしい楽曲なので、正直今回のアルバムの中でも少し浮いていた様な気がしていた曲なのだが、Storyと並べることによって夏の夜の少しジトッとした空気と切なさが溢れていい。そしてやっぱりSexy Zoneって歌が上手い。私は夏のハイドレンジアのサビのユニゾンの重なり方がすごく好きなのだが、バラードでこそ引き立つ声の層の厚みよ…と毎公演感動していた。とにかく聴かせることに長けている子たちなので、ここのパッケージだけ SONGSとかで、健人くんのピアノ伴奏と勝利のギターに合わせてしっとり出来ないかな…

 

Freak your body・RIGHT NEXT YOU

 

アルバム会議、全員が疲れすぎて、下ネタ満載の会議になり、生まれた曲(ラジオにて健人くんより)というFreak your body。近年のSexyZoneの曲でもかなり直接的な歌詞だが、歌詞以上に、水!半裸!布とフワフワ過多な豪勢なジャケット!!!という特盛り演出でお送りされてしまい、色んな意味でブチ上がってしまった。あと、初日よりも新潟くらいからかな?風磨くんのラップにオートチューンがゴリゴリにかかっていて、最高だった。この曲はなんかひたすら踊れるスタンディングブースとかあったら、フォロワーとずっと踊っていたかもしれない…

熱気をあげたまま始まるのはRIGHT NEXT YOU。生歌ー!!!!昨年はかぶせだったのに生歌ー!!そして、みんな息が多少あがっている状態なので自分のパートではない待機中に息を整えるために隆起する胸の感じが、まーエッチでなまめかしくて最高でしたね。松島くんの衣装が一番お水を吸ってしまうのか、ターンのたびにスプリンクラーみたいになってたのもよかったなあ…

 

⑦映像(寝起きドッキリ)~Ringa Ringa Ring

再び登場シソンヌ長谷川。そしてセクシーのコンサートではもはや恒例の回替わりコンテンツ。今回はこの寝起きドッキリ映像。80年代の往年のアイドルのバラエティを踏襲しただけでなく、女性アイドル!80年代の!セクシーガールズ!!!再来!!!感動!!!2017年ぶり2回目!!!確実にメンバーは年を重ね20代後半に差し掛かったのに、女装のクオリティが高いのはなぜ…?

でも映像は、本当にひどかった…かわいいのに安定のおかしさ?カオスさ?で収集がついてなさすぎてこれをお見せしてしまっていいのだろうか?

”笑撃”の寝起き映像の後は、メンステからリフターにのって超絶可愛すぎるセクシーガールズが80年代風のワンピースを身にまとい登場。始まるのは、Ladyダイヤモンド

かっかっかわいい…かわいい…

松本伊代ちゃんみたいな松美も、中森明菜工藤静香のようなウェットな色気を身にまとった風子もみんなみんな…なんか…なんか…すっごい輝いてた…シームレスに始まる2曲目のRinga Ringa Ringも病みつきになるくらい可愛くて。時々ぶっこわれた風子が登場したけれど、女の子が想い人を想いながら歌っている感じが出ていて、きらきらしていた。

SexyZoneは女装演出の際に過度にやりすぎないのがいいなと思っていて、前の畑でも女装して楽曲をやるときに、胸かお尻に厚み持たせたり、過度に女性らしいメイクにしたり、演出を盛りたがるけど、ウィッグ被って、ワンピースを着て所作に気を付けるだけでこんなに完ぺきに女の子にできるSexyZoneの女性アイドルへの解像度の高さ?もそうだし、映像はお笑いに走ったとしてもパフォーマンス自体はきちんとそこで女の子のアイドルになりきってくれたところが非常によかった。どうかどうか、風子が落ちサビ後の「君からの電話 待ってるだけじゃ想いは どうしようもないくらい膨らんでしまうよ」で可愛く視線を強奪していた部分はぜひ残してほしい。

 

⑧休みの日くらい休ませて・ぎゅっと

大量の煙幕が噴出したあと、どすの効いた声で「え!?夢!?」という声が鳴り響く。まさかのガールズが夢オチで、鳴り響く目覚まし音と、ワンピースとウィッグを脱ぎ捨て、「今日出社?」と愚痴をこぼしながら、ステージ上でスーツに身を包む4人。ステージ上の会話とクロスオーバーしながら始まるのは、岡崎体育さん提供の「休みの日くらい休ませて」。黒縁眼鏡にスーツにネクタイは”ナイスな心意気”じゃんと嵐を通っていたオタクがみんな思っていたところで、ジャにの#156で風磨くん本人がメンバーへのプレゼンの時にジャケ写を見せたと言っていてお前ー!!!となった。新潟で、ミストで髪濡らしてる風磨くんの色気もすごかったし、宮城で松島くんが黒髪にしてからは、柿沼さんを思い出してくるしくて死にそうだった。

 

柿沼さん…♡

休みの日くらい休ませては、とにかくふざけるときは収集がつかないくらいふざけ倒している日もあれば、全員つかれてのほのほしている日もあってそれもなんかよかった。

ぎゅっとは、風磨君の口上がよかったなあ…ぎゅっとを大切にしているSexyZoneが私は結構好きで、自分自身もすごく助けてもらった曲でもある。普通に生きていくことすら難しいこの世の中で、夢を見せるだけじゃなくて、立ち向かわないといけない現実に寄り添ってくれるその姿勢がすきだと改めて感じるパートだった。ただ、健人くんが、「最近ぎゅっとされてますか…?(ファン無言)お察しします…」と何かを察せられたときがあまりにも切なすぎたwwwwww

 

⑨映像③~RUN

ぎゅっとからのこの映像がほんっとによかったな…。

この番組はご欄のスポンサーの提供でお送りします

と、各々の連載の名称が並んだあとにCNN風のニュースが入る。そのあと続く映像の設定はアイドルがいなくなった世界。4人はそれぞれアイドルから離れていて、それぞれの生活を送っていた。部屋でやさぐれた様子で座り込む健人くん。菊池商店と書かれたトラックでぼーっとしている風磨くん。カフェで「アイドルどこにいったんだろうね?」という会話を聞きながらパソコンを覗く松島くん。そして、屋上で東京タワーをバックに「アイドルが消えた」という見出しの新聞を見つめる勝利。

そこから、それぞれが何か決意したようにメンバーカラーのカードを取り出す。

苦しい時は、踊ればいい
悲しい時こそ、笑えばいい
感情のままに、歌えばいい
自分を信じて、動き出せ

カードがさっとでてくるしょりそうに、ちょっと探さないとでてこないふまけんというバランスもよかったな…休休の映像からなんで長谷川さんのネクタイがオレンジなんだろうとは感じてたけど、ちゃんと5枚目もあったね。カードを手にし、走り出した4人は公衆電話に向かう。カードを入れて1116とデビュー日を押す。

GOLDTIME”

4人がまるで、美少女戦士のような、そして戦隊ヒーローのような、懐かしい変身シーンを遂げ、アイドルとしてまたステージにもどってくる。

この映像の解釈は人それぞれだと思うけれど、私は、今のSexyZoneとすごく重なって見えた場面でもあったな…このツアーが始まる前、4人とも個人仕事が多くて、いろんな場所で成長して、またSexyZoneとして、アイドルとしてこのツアーを迎えたわけで、4人そろう場所が、交点が、アイドルである自分たちだと本人たちが強く感じているのかな…と思うことができた。あと、映像を担当した健人くん曰く、「誰もがヒーローになれる」というミーニングもあるらしいんだけど、一番感じたのは、SexyZoneのなかで”ヒーロー=アイドル”なのかな~って。あそこでさ、ヒーローとしての演出をいれるなら、みんな誰しもヒーローになれると伝えるのであれば、単なるヒーローとしての演出でよかったのに、そうじゃなくて、アイドルが消えた世界で、アイドルに変身して、ステージに立つというストーリーにした意味をすごく考えさせられた。

そこから始まるForeverGoldがほんとにほんとに輝いてた…アルバムが出た当時から、ForeverGoldってめちゃくちゃSexyZoneを体現している曲だと思っていたんだけど、この映像から始まるForeverGoldってさ…だめじゃん…私は1番が全部だめなんだけど、

Where is the Love?
駆け抜けた Teenage Dream
吐き捨てたチューイングガム
探していた答えはきっと そこにはあった
Hey there 苛立ちを武器に
蹴飛ばした Neon nights
あてのない夜を walking walking
Longing for the sunrise
Where we go we don’t know who to call
何も知る術もなくて
最低でも最高だった
蒼き日々たち

なんかもうこれぜんぶSexyZoneじゃん…10代~20代前半全力で走り抜けてさ、苛立った日もあってさ、何も知らなくて、でもそんな日々が最低でも最高だったって、探していた答えがそこにあったって、あの映像のあとに歌われたら、あんないい顔して歌われたらさ、希望でしかないんですよ。

そのあとのセトリも全部ずるい。ForeverGoldのあとにLET’S MUSICは反則だよ…

この音に群がれ Can’t stop ain’t nobody
Us against the music, Us against the music
明日のことなんて 忘れさせて
Us against the music, Us against the music

私は、SZ10THのOPにこの曲を選んだSexyZoneを信用しているのだけど、全力で出した答えの先で、「この音に群がれ」って歌えるの相当な自信がないと無理だよ。ここでさ、肩組んで縦花進むしょりそうがほんっとによかった。

そして向かえるRUN。歌うたびにその意味の強さが増していく曲。SexyZoneのアンセム。どこまでも全速力突き進んでいくという意思の強さを感じる部分。ここでさ、毎公演風磨くんがさ「君がいなきゃ何も始まらない」で、1、2、3、4、5って手を5本にするの。ほんとうに毎公演。しかもさ、四方に散り散りの4人がさ、すれ違うところさ…最終日はそれぞれハイタッチしてて、そこも熱さを感じたな。

 

挨拶・Dream

挨拶は毎公演松島くんに泣かされてしまったな…君がステージにいるだけで、それだけでもう十分なのに。守りたいって話してくれたこと、大丈夫って話してくれたこと、戻ってきてことを後悔していないって話してくれたこと。なんか本当に宝物みたいな言葉をたくさん話してくれて、うれしかった。

今回のツアー。本編の終わりはDream。このDreamがさ、どうしても私は風Iの素晴らしき世界と重ねてしまうんだよな…なんか、気持ち的には5時に流れる夕焼けこやけにも近い感じがあって、今回のツアーで一番風磨くんらしさを感じた部分でもある。勝利が新曲の特典で話していた感じだと、おそらく最初にメンバーにセトリをプレゼンしたあと、1度セトリを全修正してると思われるようなやりとりがあって、でもその全修正したあとも前も、Dreamを本編最後に置くのは決まってたんじゃないかな…と思ってしまう。またずるいのがさ多分風磨くんから見える景色が一番きれいに見えるんだよな…メンバーがいて客席を一番見渡せて、スタッフも見えて…あそこからメンバーを見つめられる風磨くんが一番うらやましいよ…オーラスに近づくに連れて、三方向から歩いてくるメンバーをお互いが待って、風磨くんのところに向かって歩いて、みんなで一緒にSexyZoneのネオンに戻っていくのもよかった。

 

⑪アンコール(HoneyHoney・Iris)※横浜のみMELODY追加

アンコールでスタトロ復活~!!!今回のツアーはほぼほぼスタンドの女をしていたので、非常にたのしかった!!(笑)松島くんの森林伐採も、風磨くんの人殺しファンサもたくさん拝めて実に幸せでした!そして、回を重ねるごとにIrisがちゃんと歌えるようになる松島くん見守り隊するのも楽しかった!横浜では、走行距離的に曲が足りないのでMELODYが追加。なにより松島くんが歌うMELODYが見られたことがほんっとにうれしい!!!ここで追加したのがMELODYだったのもよかったな…

 

ザ・アリーナに思うこと

賛否もあったし、アクシデントも多かった今回のツアー。でも、終わってみて思うのは、何よりも楽しいが勝つツアーだったなと言うこと。メンバーみんなが忙しくて充実しているからこそ見えた関係性の余裕とか、空気がほんっとに良かった。

確かにSexyZoneより歌がうまいグループもいるし、踊りがうまいグループもいるし、人気なグループもたくさんある。でも、なぜSexyZoneが好きなのか、SexyZoneのライブが好きなのか。引き寄せられるのか。その答えみたいなものがぎゅーっと詰まったコンサートだった。

彼らはたぶん、オタクが想う以上に、歌うことも、踊ることも本当に大好きで、何よりアイドルでいる自分たちのことが本当に好きで、信じているんだと思う。だから”ここ”にいるっていう想いがビシバシ伝わってきた。超個人的な感想だけど、それぞれが個人仕事で成長してきたことで、各々の「なぜSexyZoneでいるのか」みたいなものが、より鮮明になったんだと思う。ツアーオーラス、静岡の地で見せたフィルター越しに見た空の青。最後内向きになって4人それぞれが顔を見あいながらStayTogetherと歌う姿。あの姿だけは、どれだけ時がたっても忘れたくない。君たちの夢がアイドルである限り、アイドルというヒーローでいる限り、私も同じ夢を見ていたいな、同じ夢に寄り添いたいな…そう感じることができた。

SexyZoneは決して器用なアイドルではない。全員本当に不器用。でも不器用で馬鹿みたいに真面目な人たちだからこそ、作ることのできたコンサートだった。楽しい夏を本当にありがとう。

 

次はドームで会いましょう。

 

こどもの一生(備忘録)

 

 

祝 こどもの一生大千穐楽🎉

 

この舞台主演の話が飛び込んできたのは、今年2月のこと。自担松島聡くんが、病気療養に入ってしまった八乙女光くんの代役として、抜擢されることとなったのは、これまで、升毅さんや、谷原章介さんなど数々の名優によって演じられてきた、鬼才中島らもによる奇作「こどもの一生」である。

 

 らもファンによれば、筆者が一種のトランス状態の時に書かれたというこの奇作を、舞台2度目、そしてまだ数えるくらいしか演技経験の少ない自担に、果たして演じ切れるのだろうか…。そんな一抹の不安を感じながら、初日を迎えたわけなのだが、その不安をぶち壊すほどに、目で、耳で、五感をフル動員させて楽しむことのできる、傑作のエンターテイメントホラーをこの春目の当たりにしてしまった。

 

○2022年版のこどもの一生

 

今回が、5回目の舞台化となった本作。前回が2012年の上演とのことで、実に10年ぶりの舞台化となるわけだが、原作からも、2012年版からも長い年月が経ち、人々を取り巻く環境が変わったこと、そして主演が松島くんになるということを鑑みた設定変更や、演出が施されている。

 

 とにかく今回秀逸だと感じたのはストレートプレイながら随所に踊りの演出を入れ、音と共に全体の奇妙さを底上げしている点。この異様な空気感は言語化するのが極めて難しくはあるが、少ない舞台装飾と休憩なしのノンストップ公演にも関わらず、観客が集中力を途切れさせることなく、世界観に没入できる。

 

 また、原作に比べて、セクハラやパワハラ描写がかなり軽減されていたり、不気味さや伝えたい内容の根底はブレさせることなく、そして、今回訪れるであろう客層も配慮していたと考えられる部分が随所にあった。そのため、一見くせのあるらもワールドでも楽しむことができたように思える。

 

◯こどもの一生とは
 

そもそもこどもの一生は、何を伝えたかったのだろうか。現代のストレス社会への警鐘?それとも、人それぞれ抱えてる孤独?

 

正直、ストレスに晒され、そこから解放されるためのMMM療法という位置づけで10歳にこども返りしてはいるものの、個人的には大人以上にこどもの方がときに残酷で、ストレスに対して最も無防備なのではないかと思う。

 

顕著なシーンは山田のおじさんごっこである。三友が横柄で社会性のない暴君だったとしても、束になって精神的な攻撃に及ぶことが果たして得策だったか?と言われると、私は得策だったとは口が裂けても言えない。

 

歯止めになるルールがない、そして自制が効かないということが時に引き起こす残酷さのようなものが、垣間見えたような気がした。

 

最もこれは、私自身が10歳の時の環境が良かったわけではないとうことが大きな理由ではあるが。

 

こどもの頃に戻れたらと何かを懐かしむことはあったとしても、そこまで意識や精神が退行してしまうことに対して、観劇していて私は1番恐怖を抱いた。

 

そもそもこのMMM療法の果てに、結局人々はストレスから抜け出すことができるのだろうか...?幼児退行したとて、目覚めた時に元々持っていた社会性をスクラップビルドすることができるのだろうか?

 

最後、三友が戻って来なかったことを考えると、ふと、MMM療法が果たしていい方に作用していたのかという疑問ばかりが頭を巡ってしまう。

 

ある意味サイコパスと疎まれた暴君の三友でさえ、冒頭の最後の追加シーンのように、極度のストレス状態では孤独に苛まれ幻覚にすがってしまうのだから、本当の意味での解決はこども返りではなし得ないんだろうなと思う。

 

個人的にはらもの晩年を考えると、こども返り=薬物による酩酊状態を指している(原作ではアミタールという薬物を投与しこども返りをしていくので)と思われるので、今回の演出変更も踏まえてより、なんだか救いがないな...と思ってしまった。

 

絶望...まではいかなくとも、たとえ自分の苦しみなんかを何らかの形で回避したとしても、正常な自分が戻ってこれなくなる場合があるだぞ、的なことを突きつけられているような感じというか。

 

現代社会へのアンチテーゼとまでは言わなくとも、らもがこれを通して何を伝えたかったのだろう、それを受けてG2さんが何を表現したかったのだろうと理解するにはまだ自分には足りないものがあるのかもしれない。

 

一筋縄ではいかないからこそ、足繁く通い、理解したくなる。そんな舞台だった。

 

◯松島くんの成長

 

座長とはいえ、年齢も、歴も圧倒的に後輩の松島くん。だが、周りの先輩方の良さをググっと吸収し、公演中に何倍もの速さで成長していった様子を随所に見ることができた。

 

とくに進化を感じたのはセリフのない部分での演技。"柿沼"、そしてこども返りした10歳の"かっちゃん"、柿沼の"他人格"と、3つの方向性の演技が必要になるため台詞回しだけでなく、セリフを言わない間の動きも3キャラクター分違ってくる。

 

"柿沼"なら秘書としての立ち回りになるため、社長である三友より先に座らない、必ず三友の椅子を出す、院長にMMM療法について聞き出せずに三友に睨まれ萎縮したり、秘書としての主従関係をベースにした動きが大きく、こども返りした"かっちゃん"の場合は10歳のこどもらしい無邪気さと、こどもかえり前の柿沼を思わせる弱腰の雰囲気を纏っていた。3つの演技のパターンを掴む必要性があるため、座長初挑戦の中、この複数キャラを演じると言うのはかなり大変だったはず。

 

初日はまだ劇場の空気と馴染めていないところがあり、キャラクターの変化がすこし、ぶつ切りになっていたように思えたが、日を重ねるごとにその「キャラクターならどう動くか」を頭で考えた動きではなくて、自然と、「その人が無意識的にそう動いている」風に変わって行ったのが今回1番変化を感じた部分だった。

 

なにより松島くんは、思っていた以上に映像よりも舞台向きだと確信できたのも今回の大きな収穫である。映像での演技より遥かに、舞台での立ち回りがより自然で、いい意味で、「ジャニーズ事務所のアイドル」と言う部分をあまり感じさせなかった。

 

「松島くんは絶対すごい舞台俳優になる」

 

そう確信できた舞台だった。  

 

コロナの影響や地震によって実施が叶わなかった公演もあったけれど、大千穐楽のカーテンコールで涙を浮かべながらも、たくましく挨拶をする自担を見て誇らしかった。

 

素敵な舞台に連れて行ってくれてありがとう。

 

俳優 松島聡はまだ始まったばかり。

これからの松島くんがどんな顔を見せてくれるのか。期待が膨らむ春の2ヶ月だった。